水素・ヘリウム用質量分析計
HSense
高速・高感度な水素・ヘリウム用オンラインプロセス質量分析計
高度に洗練された分析技術は、プロセスの最適化や燃料電池開発などのアプリケーションの成功に大きく貢献します。 水素・ヘリウム用質量分析計 HSenseは、高度にダイナミックな水素・ヘリウム分析というニーズを満たすために開発されました。
HSenseは、ガス注入口・真空システムの堅牢なコンポーネントを有し、有用性が高く、運用コストを抑えた設計です。 ユニークで高性能なダイナミックサンプリングシステムとして実績のある技術を採用し、確実でメンテナンスの手間がかからないオペレーションを実現します。
HSenseはスタンドアローンマシンとして、または姉妹機のAirSenseなどのIMR-MSとの理想的な連携により、排ガス制御や埋立地の監視、燃料電池・センサー研究開発から、
エンジンテストベンチに至るまで、そのアプリケーションは広範囲に及びます。 ユーザーフレンドリーなソフトウェアパッケージが付属し、システム設定やデータのレポート作成が容易です。
主なアプリケーション
- 水素の測定
- 内燃機関の開発や触媒の研究
- 燃料電池の研究開発
- 燃料電池のガスマトリックスの独立測定
- 呼気ガス分析
- センサーの研究開発
SF-MSを基盤とした専用ガス分析ユニット
水素・ヘリウム用質量分析計 HSenseは、磁場偏向型質量分析計(SF-MS)を基盤とし、水素およびヘリウムの迅速かつ高精度な測定を目的に最適化されています。 電子イオン源で生成されたサンプルイオンは、磁場中を一定のエネルギーで加速、収束、さらに分離され、1秒未満の応答時間で、2~4 amuの質量範囲を検出します。 本体内に標準で搭載されたガスコンディショニングユニットにより、サンプルガス中の水分濃度の変化に影響を受けません。 専用のスタンドアローンマシーンとして、また姉妹機の AirSense(IMR-MS)との連携による測定対象ガスの拡張など、柔軟なシステム構成に対応します。
HSense 仕様
モデル名 | HSense |
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テクノロジー | SF-MS |
質量範囲 | 2 – 4 amu |
分解能 | < 1 amu |
分析時間 | >= 1 msec/amu |
測定範囲1 | 0 - 10000ppm, 0 - 50000ppm, 0 - 100Vol% |
応答時間1 | T90 < 1 sec |
低濃度検出限界1 | < 1ppm (H2) < 20ppb (He) |
ドリフト濃度 | < ± 3% (24 h) |
再現性 | < ± 3% |
精度 | < ± 2% |
温度範囲 | 10°C - 35°C |
湿度 | 最大 80% (結露なきこと) |
ガス消費 | 最大 150 l/h |
ガスインレット温度 | 最大 190°C |
電源 | 230V/50Hz または 115V/60Hz 600 W |
寸法 (WxHxD) | 534 x 743 x 639 mm |
重量 | 65kg |
1 測定する成分や機器設定によって異なります。
※外観・仕様は予告なく変更することがありますので、予めご了承ください。