オイル消費測定用質量分析計
LubeSense


オイル消費の測定に

LubeSense は IMR-MS と GasOxidizer を組み合わせた、SO2 トレーサ法によるオイル消費測定用のプロセス質量分析計です。 燃料やオイル中の既知濃度の硫黄成分に対して排ガス中の SO2 濃度を測ることで、オイル消費率(g/h)を算出することができます。 GasOxidizer で硫黄結合を有する粒子を含むすべての硫黄成分を SO2 に変換し、IMR-MS で 40 ppb 程度からの低濃度の SO2 を測定します。一般的な現代のエンジンは 2~3g/h のオイルを消費し、それは SO2 に換算すると排ガス中で 0.2~0.7 ppm の濃度となります(>5000 ppm S の高硫黄オイル使用時)。


特徴

  • SO2 を低濃度から広いダイナミックレンジで測定
  • ディーゼル、ガソリン、CNG(圧縮天然ガス)エンジンのオイル消費をオンライン測定
  • 0.1~1 bar の範囲で自動圧力調整が可能
  • 温度管理されたガスインレットを装着
  • AK プロトコルによる操作が可能(オプション)

※ソフトイオン化質量分析計の原理等の詳細はこちら

製品仕様

モデル LubeSense
テクノロジー IMR-MS
質量範囲 7 - 160 amu
分解能 < 1 amu
分析時間 >= 100 msec/amu
測定範囲1 104
応答時間1 T90 < 20 msec
低濃度検出限界1 < = 10 ppb
ドリフト濃度 < ± 5% (24 h)
再現性 < ± 3%
精度 < ± 2%
温度範囲 20°C - 35°C
湿度 最大 80% (結露なきこと)
ガス消費2 30 – 150 mL/min
ガスインレット温度 50°C - 190°C (調節可)
ガスインレット圧力2 0.75– 2 bar(a)
電源 230V/50Hz または 115V/60Hz 800 W
寸法 (WxHxD) 534 x 806 x 639 mm
重量 87 kg

1 測定する成分や機器設定によって異なります。
2 ガスインレットシステムの種類によって異なります。

*外観・仕様は予告なく変更することがありますので、予めご了承ください。

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