仏トゥールーズのエコ地区に、Ellona社のIoTセンサー採用

フランスのトゥールーズ・メトロポールは、トゥールーズ市のエコ地区であるモントドゥラン地区への設備導入に、環境インテリジェンスのリーダーであるEllona社のIoTセンサーの採用を決めました。本事業は「ナイトフライト(Vol de Nuit)」プロジェクトの一環で、多くのイノベーションと企業を集め、大都市圏のデジタル開発を構想し、試験できるようにするものです。

イノベーションに特化したエコ地区であるトゥールーズ・エアロスペースは、新しい都市開発モデルを生み出す未来都市の先駆けです。

トゥールーズ・メトロポール

トゥールーズ市の技術革新のショーケースとして、モントドゥランにはEllona社が開発した多数のセンサーが設置される予定です。その目的は、屋外と屋内の空気質や騒音を測定してマップ化し、市民の生活と都市の運営を改善するために必要な措置や改善策の決定をリアルタイムで支援することです。

屋外では、ガス、粒子状物質、騒音、臭気の排出をリアルタイムで検知する「大気監視センサーシステム WT1」のネットワークが、バイバス道路、B612イノベーションセンタービル周辺、Envol des Pionniers(フランス航空会社アエロポスタルの美術館)、トゥールーズ中心部にあるHalle aux Grains(コンサートホール)など、近隣のさまざまな場所に設置される予定です。

同様に、屋内には「室内環境IoTセンサーポッド POD2」も複数台設置され、排気ガスや有害物質(揮発性有機化合物、毒物、騒音、臭気、アレルゲン)の発生源を特定し、Médiathèque(図書館)やHalle aux Grains(コンサートホール)などの公共施設やパフォーマンス会場に導入される予定です。